生活者とメーカーを無駄なく直接つなぐ「社会最適」な流通プラットフォームを目指す「LOHACO ECマーケティングラボ」。お客様・メーカー・LOHACOの3者が“win-win-win”となるプラットフォームを構築すべく活動を推進しています。
アスクルは、「データは社会に還元され、活用されるべきもの」という思想から、LOHACOにおける顧客データや購買データなどのビッグデータをラボ参加企業にオープン化*。参加企業はすべての参加企業のデータを閲覧することができ、これらのビッグデータを分析することでお客様の購買行動や嗜好・ライフスタイルを把握しています。さらに、事例共有会や勉強会を通じて情報のオープン化・共有知化を行い、業種や企業の垣根を超えたECマーケティングの学びと成長の場となっています。
*オープン化するデータでは、氏名、生年月日等の個人情報を削除しております。
「LOHACO EC マーケティングラボ」の活動の一環で2015年から開始した “暮らしになじむデザイン”の取り組みは、アスクルが参加企業と協働し「ECならではのデザイン」について研究を重ねているものです。
2019年以降は、暮らしになじむデザインの追求のみならず、「サステナブル」の要素を強化しつつ、さらに暮らしの変化に適したお悩み解決につながるポイントを併せ持つ商品開発に取り組んでいます。
LOHACO ECマーケティングラボでは、“店頭を通らないから実現できる生活者起点のデザイン商品”=「Consumer Brand商品」として、店頭で目立つのではなく、家の中でなじむデザインを施した商品を、メーカーとともに自由な発想で開発しています。
「Consumer Brand商品」はEC(ウェブ/通信販売)ならではの売り方として注目されています。
従来の日用品は店頭で手に取られやすいように、商品の効果・効能・機能を前面に表示したパッケージデザインが主流でした。購買時に差別化を図りやすい「目立つパッケージ」は、購入後の暮らしにはなじまず、“パッケージをはがす”、“見えない場所にしまう”、“他の容器に詰め替える”といった手間がありました。
LOHACOではこうした課題を解決するため、店頭を通らない商品だからこそできる、暮らしに心地よく調和するパッケージデザインを開発、ウェブサイト上の売場における細やかな商品紹介と連動することで、お客様のニーズに合致し、出しっぱなしにできる、時短に繋がる、などの新たな価値を提案してきました。
LOHACOでは、普段の何気ないお買い物がサステナブルな社会につながることを目指しています。 いつも使っている商品が実は環境に配慮していたり、お得なお買い物が廃棄の削減につながっていたり。 そんなお買い物体験を通じて、お客様と一緒にサステナブルな社会を作っていきたいと考えています。暮らしになじむデザイン商品は、無理なくできるサステナブルをコンセプトに、4つの切り口「ごみを減らす」「資源を大切にする」「CO₂削減」「社会貢献」から商品企画をしています。毎日の日用品を暮らしになじむデザイン商品を選んで使うだけで手軽に取り組めるよう、サステナブルなポイントを整理・提案し、商品を開発・展開しています。
毎日のくらしの中にあるお悩みは家の中のあらゆる場所、シーンだけではなく外出先や職場・学校など家の外にもたくさんあります。また、コロナ禍で私たちの暮らしや意識に変化が生まれました。みなさんのお悩みによりそって「くらしをラクに楽しくするお手伝いがしたい」という思いで、商品を企画し、ご提案しています。
LOHACOが主催するオンラインイベント「くらしによりそうLOHACO展」は年に3回開催されます。そこで紹介される商品は、これまで築いてきた暮らしになじむデザインであることはもちろん、メーカーとの共創で生まれた課題解決力を持ち合わせた新商品のほか、お客様の声をヒントに開発した注目アイテムとして、発売中のオリジナル商品や限定販売商品も紹介しています。
時代とともに変化するくらしに まつわる悩みや課題に対し、時節に沿った悩みや課題の解決に役立つ商品をタイムリーにご提案し ます。
詳細は「くらしによりそうLOHACO展」サイトにてご覧いただけます。
https://lohaco.yahoo.co.jp/special/event/exhibition/
※開催期間(2021/9/2 – 2021/9/16)は終了しております。
ペットボトルのラベルレス化、軽量化に取り組んだ商品。
ラベルをはがす手間を削減したほか、処分時にはボトルをつぶしやすくしています。
外装箱はボトルが5本一列に並ぶスリムな形状を採用しており、家の隙間空間にすっきり収納することができます。北欧デザイナーによる採水地をイメージしたデザインで、届いたままの状態で保管できる点も好評です。
こちらでは「暮らしになじむ」をテーマにしたロハコ限定商品やメーカーコラボ商品をご紹介しています。
https://lohaco.yahoo.co.jp/special/pb/
アスクルは「責任あるサプライチェーンの構築」の一環として、2021年4月に「アスクル サステナブル調達方針」を定めました。
持続可能な社会の実現に貢献するために、環境、安全、人権などに配慮し、企業としての社会的責任を果たします。
今後、本方針に基づき、商品採用・取引開始時および定期的な遵守事項に関するアンケート調査、製造委託工場の現地確認等の実施により、サプライチェーンにおける本方針の運用状況を確認してまいります。
アスクルは、引き続き、お取引先様と協働してサプライチェーン全体でサステナブルな調達の実現に取り組んでまいります。
アスクルはお客様への安心・安全な商品のご提供を持続可能にするために、「社会的責任の遂行」と「サプライチェーン全体の持続的発展」の両立を目指し、 全てのお取引先様と協働して実現する項目・取組みとして、「アスクル サステナブル調達方針」を定めます。
アスクルでは、サプライヤ(商品仕入先)様とともにCSR活動のレベルアップを進めていくために、2009年から、サプライヤ様に対して、環境・安全・人権その他のCSR(社会的責任)に関するCSRへの取り組み状況調査を行っています。
「CSR調査票」(アンケート調査票)は、ISO26000(社会的責任に関する国際規格)、ISO20400(持続可能な調達に関する世界初の国際規格)等を参考にしつつ、2021年の「アスクル サステナブル調達方針」策定を機に調査票を改訂しており、同方針に含む6項目*に基づく、約50問の設問を設定して調査を行っております。
今後もアスクルは、社内はもとより、サプライヤ様などの「大アスクル*」を構成するパートナー企業各社、さらにはお客様や社会との、環境やCSRに関する積極的なコミュニケーションを図りつつ、リスクの低減とサービス・商品の品質向上を含むサプライチェーン全体のレベルアップを目指してまいります。
今後の取組みとして、調査回答に基づき、取り組みが不十分であると考えられる項目については、対話を通じた改善の依頼・確認等を進める予定です。
また、当社のPB(プライベートブランド)商品の製造委託先については、現地工場監査等を含む調査の実施を検討中です。
今後もこのような取り組みを継続し、お客様への「大アスクル*」全体としてのさらなる価値提供と、より安心して便利にご利用いただける仕組みを強化していきたいと考えています。
∗ アスクルのプラットフォームでは、「大アスクル」として、さまざまなパートナー企業が企業の枠を越えて連携し、役割を分担しています。
こちらもご覧ください。
アスクル株式会社および配送業務を担う物流子会社ASKUL LOGIST株式会社は、国土交通省・経済産業省・農林水産省が参加を呼び掛けている「ホワイト物流」推進運動に賛同し、持続可能な物流の実現に向けた「自主行動宣言」を提出しています。
「ホワイト物流」推進運動とは、深刻化が続くトラック運転者不足に対応し、国民生活や産業活動に必要な物流を安定的に確保するとともに、経済の成長に寄与することを目的とし、「トラック輸送の生産性の向上・物流の効率化」、「女性や60代以上の運転者等も働きやすい、より『ホワイト』な労働環境の実現」に取り組む運動です。
ASKUL LOGIST株式会社の「ホワイト物流」推進運動における、具体的な取り組み項目の概要は、以下の通りです。
ASKUL LOGIST株式会社では、これまでも、モーダルシフトによるCO₂削減等、持続可能な物流の実現に取り組んでまいりました。 今後とも、お客様、サプライヤー様、物流事業者様、行政等、各ステークホルダーの皆様とともに、サプライチェーン全体の効率化、生産性の向上、労働負荷および環境負荷の低減などの取り組みを通じた、「ホワイト物流」の推進と持続可能な物流の実現に向けて取り組んでまいります。