Logo

Special Issues Special Issues

コピー用紙の環境配慮の取り組み

コピー用紙の環境配慮の取り組み

コピー用紙の環境配慮の取り組み

内容はすべて掲載日・更新日現在のものです。/2017年7月27日

コピー用紙に対するアスクルの“こだわり”

アスクルでは、サービス開始当初から、コピー用紙をはじめとする数多くの紙製品を販売してきました。今では、おかげさまで国内のコピー用紙の中で日本一ご使用いただいている※1コピー用紙となっています。
アスクルでは、これまで“品質”や“環境配慮”の観点から、さまざまな取り組みを行ってきました。お客様に安心してコピー用紙をお使いいただけるように、アスクルのオリジナルコピー用紙が「つくる」「はこぶ」「つかう」という3つのプロセスで、どのような「こだわり」を持って作られているのかご紹介させていただきます。

※1:アスクル調べ

  • つくる
  • →
  • はこぶ
  • →
  • つかう
つくる 原材料に目を向け始めたきっかけ

毎日大量に消費されるコピー用紙。その原材料であるチップやパルプのほとんどを海外に依存しているのが現状です。日本で販売されているコピー用紙の約7割が国産紙と言われていますが、これは紙を生産する最終工程が国内の製紙メーカーで行われているということで、その原材料(チップ・パルプ)の多くは、オーストラリアやチリ、インドネシアなど、さまざまな国からの輸入された原材料を使っています。アスクルはこのような状況をふまえ、販売者として「コピー用紙の責任ある調達」に取り組んでいます。
アスクルが取り組みを始めたきっかけは、コピー用紙の主力商品の中にインドネシアでの生産品が含まれていたことでした。2002年に環境NGOから、インドネシア熱帯雨林の状況について説明いただいたことをきっかけに、「当時の世界の森林減少・違法伐採の深刻さ」「アスクルの取扱商品との関係性」を認識し、紙製品の原材料に目を向け始めました。

  • コピー用紙原材料の植林地風景
    コピー用紙原材料の植林地風景
  • インドネシア天然林
    インドネシア天然林
  • 天然林と植林地の境界
    天然林と植林地の境界
  • 植樹直後ユーカリの苗木(約30cm)
    植樹直後ユーカリの苗木(約30cm)
  • 植樹7ヶ月ユーカリ(約3~5m)
    植樹7ヶ月ユーカリ(約3~5m)
  • 伐採後工場に運ばれる植林木
    伐採後工場に運ばれる植林木
原材料に対する責任ある調達

アスクルでは、2003年に国内の環境NGOやインドネシアの現地NGOと「インドネシア現地視察」を実施しました。それまでも専門家から多くの情報をいただき、インドネシアの状況を理解していたと考えていましたが、現場のお話を聞き、現状を目にした時、私達はインドネシアの状況やアスクルの商品が及ぼす世界の森林への影響力を理解したのだと思います。
この視察をきっかけに、環境NGO、製紙メーカー、商社などとの情報交換をより積極的に進め、2004年10月にオリジナルコピー用紙の「原材料トレーサビリティ調査」を開始するとともに、同年11月には「アスクル紙製品に関する調達方針」を策定し、コピー用紙の責任ある調達に向けた取り組みを本格的にスタートさせました。オリジナルコピー用紙においては、この方針に沿った原材料調達を継続的に実施しており、2014年7月、および、2015年6月には、調達方針に準じた調達が行われているかの確認を目的とした監査を、国内の第三者機関に委任し実施、現在も継続しています。
アスクルでは、今後とも、「責任調達」のPDCAサイクルを継続的に回してまいります。

  • 責任調達のPDCAサイクル
  • トレーサビリティ調査表・紙製品に関する調達方針
はこぶ シートパレットの導入

アスクルの物流センターには、国内外から毎日のように大量のコピー用紙が運ばれてきており、その過程では船舶やトラックなど、さまざまな輸送手段を駆使しています。アスクルでは、この「はこぶ」過程でも、工夫を忘れません。その一つに「シートパレットの導入」があります。海外生産のコピー用紙を運搬する際、従来は木製のパレットを使用していました。これを2006年3月からPP製のシート状のパレットに切り替え、輸送効率の向上を図っています。これにより1度により多くのコピー用紙を運搬することが可能となり、輸送時のCO2排出量の削減と、各物流センターから排出される木くず(使用済の木製パレット)の削減につながっています。

つかう お客様のニーズに応じた品揃え

アスクルのオリジナルコピー用紙は、全部で12種類のシリーズがあります。一見同じような紙なのですが、アスクルでは、お客様の「つかい方」に応じて、原材料、白色度、紙厚、表面加工など、さまざまなタイプのコピー用紙をラインナップしています。提案資料や報告書など、「カラー画像をとにかくきれいに印刷したい」場合は、「フルカラーペーパー」がお勧めです。両面印刷を多く使われる場合は、「セレクトスムース」「セレクトホワイトスムース」シリーズが適しています。さらにモノクロ出力が中心で、コストとクオリティのバランスを意識されるお客様には、「スーパーホワイト」と「スーパーエコノミー」シリーズなどが好評いただいています。

オフィスの環境活動にオススメ!推進用ポスターの無料ダウンロード エコ呼びかけポスター

細やかなサービスとして、アスクルのWebサイトにおいて、「エコ呼びかけポスター」のダウンロードコーナーを設定し、「紙資源を大切につかうことを呼びかけるポスター」が無料でダウンロードできるようになっています。お客様のオフィスで気軽に掲示いただけるようなやさしいタッチのポスターを数多くご用意しておりますので、是非、一度ご覧ください。

これからも安心してコピー用紙をお使いいただくために

アスクルでは、コピー用紙の原材料について、紙製品の調達方針を基本として、持続可能な責任ある原材料調達を推進する事を継続的に実施しています。国内外の製造委託先と協力し、これからもお客様に安心してコピー用紙をお使いいただくために、「植林パルプや認証パルプを有効に利用する“森のリサイクル”」と「古紙の利用を積極的に進める“紙のリサイクル”」の両立を目指し、今後も森林認証製品と古紙配合製品の取り扱いを積極的に進めていきます。

 

コピー用紙を「つくる」「はこぶ」「つかう」という3つのプロセスでのさまざまな取り組みは、すべて、「コピー用紙を、より安く、安心してお使いいただきたい」という思いからスタートしています。これからもアスクルは、コピー用紙販売量国内No.1企業として、コピー用紙の責任ある調達・販売を進めてまいります。

アスクル株式会社 CSR推進部