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1 box for 2 trees project

1 box for 2 trees project

「アスクルのインドネシア産コピー用紙から広がる環境取組」というメッセージが書かれたバナー画像。イラストで描かれた青いコピー用紙の箱と紙の束が中央にあり、左にはオランウータン、右にはゾウが描かれている。森林や動物を守る環境保全活動を示唆するデザイン。 「アスクルのインドネシア産コピー用紙から広がる環境取組」というメッセージが書かれたバナー画像。イラストで描かれた青いコピー用紙の箱と紙の束が中央にあり、左にはオランウータン、右にはゾウが描かれている。森林や動物を守る環境保全活動を示唆するデザイン。

インドネシアの森の再生

アスクルでは2010年から「1 box for 2 trees」プロジェクトを通じて、インドネシア製オリジナルコピー用紙の持続可能な原材料調達を継続しています。
2024年からは森林破壊などが原因で劣化したインドネシアの荒廃地100haに植樹を行い、森林機能の回復を目指した取り組みを支援しています。
活動はベランターラ環境保護基金が主導し、森林管理局との連携のもと、 森林復元プログラムが進行中です。また荒廃地に植樹する苗は現地コミュニティから調達するなど、経済的利益面でも地域社会への貢献に繋がっています。
2025年5月現在、45haに2万2,500本の苗木の植樹を完了しました。植樹エリアの保全パトロールや生育状況の管理もしながら、2026年5月までに 100haの植樹完了を目指します。

緑色の矢印の中に、左側に『2024年の姿』、右側に『森の再生後の姿のイメージ』と書かれている図。
手前には切り株や刈り取られた草木が見え、奥には一部の木が残る広大な風景が広がっている
荒廃した土地をもう一度森に。
森林で植樹活動を行う5人のグループがスコップで土を掘り、若い木を植えている
植林や保全作業を行う現地スタッフ。
緑豊かな熱帯林の中を歩くゾウの写真。背の高い木々が立ち並ぶ中、草の生い茂る地面を1頭のゾウがゆっくりと進んでいる様子が捉えられている。
野生動物が戻り生態系の保護に。
森林再生の概要
対象地区 インドネシア スマトラ島リアウ州ミナス・タフラ地区
植林本数目標 50,000本(1haに500本)
植林面積目標 100ha(東京ドーム約21個分)
効果 生態系の保護、地域コミュニティの生計向上、その他副次的な効果としてCO₂吸収(植林木の生存率を100%と仮定した場合、5年後に累計1,100トンの吸収見込み)
現地での活動実施者 ベランターラ環境保護基金
活動場所管理者 リアウ州環境林業庁 ミナス・タフラ森林管理局
インドネシアのスマトラ島の地図でミナス・タプラ地区が中央に強調されており、リアウ州も示されている。周囲には島や海の名称が記載され、北が上に示されている。

■支援のご報告

回数 日付 支援金額 感謝状(PDF) 報告書
第1回 2024年6月 IDR 420,369,000 第1回ベランターラ感謝状(809KB)PDF 第1回報告書(2.98MB)PDF
第2回 2024年12月 IDR 420,369,000 第2回ベランターラ感謝状(851KB)PDF 第2回報告書(9.74MB)PDF
第3回 2025年6月 IDR 420,369,000 第3回ベランターラ感謝状(3.19MB)PDF  

1 box for 2 trees project

植林本数

2010年10月~2025年10月時点
2億5661
現在の植林面積は
18万2,494ヘクタール
おおよそ
“東京ドーム” 3.8万個分に
相当します!
スーツを着た眼鏡の男性のイラスト。右手の人差し指を立てて何かを説明しているポーズで、落ち着いた色合いのビジネススタイル。

「産業植林報告書」のご発行
- ご購入いただいたお客様へ

1box for 2treesプロジェクトの植樹報告書。文書にはプロジェクトの期間、場所、植林種、進捗状況が記載されており、下部にはPEFCとASKULのロゴ、植林地の写真が2枚配置されている
アスクルではお客様のご購入量に応じた
産業植林報告書の発行を行っております。
ぜひ貴社のサステナビリティ報告にご活用ください。

現在産業植林報告書の発行を停止しております。

以下のリンクから必要事項をご入力し、お申込みください

  • ASKULご利用の方

    こちらから必要事項をご入力の上、お申込みください

  • SOLOEL ARENAご利用の方

    ソロエルアリーナにログイン後、右上の「各種お手続き」内にある「海外製コピー用紙 産業植林報告書の発行」よりお申込みください

プロジェクト概要

「植えて、育てて、収穫する」

アスクルのインドネシア製コピー用紙A4 5,000枚には原材料となるアカシヤやユーカリの木が1本必要です。
そこで、インドネシア生産のアスクルオリジナルコピー用紙を1箱ご購入の場合、お客様の購入代金の一部が消費された原材料以上である、2本の産業植林につながり、それらが持続可能な原材料になりえることを確認する取り組みを2010年8月から行っています。
この取り組みはSDGsの「⑬気候変動に具体的な対策を」と「⑮緑の豊かさも守ろう」に該当します。

1 box for 2 treesのプロセスを示す図で中央に1箱で2本の木を育てるイメージがあり、周囲に5つのプロセスが表示されてる。Process 1「使う」、Process 2「植える」、Process 3「育てる」、Process 4「収穫する」、Process 5「つくる」の順で、各プロセスに対応する写真が配置されている
1 box for 2 treesプロジェクトのバナーの前に立つ、統一されたTシャツを着たグループの人々で全員がヘルメットやキャップを着用し、屋外で撮影された集合写真。
~1 box for 2 trees project の記録~
  • 植林地の前で記念撮影をする2人の男性。開けた土地で、中央の看板には「ASKUL Plantation Project」と記され、活動内容(植林)、エリア面積(7.53ヘクタール)、植栽種(EP WK-16)、植栽日(2010年10月)などの情報が英語で書かれている。
    2010年
  • 若い木が整然と植えられた植林地で、黒いシャツを着た男性が1本の木の根元に手を添えている。木には「Shunichiro AZUMA」と記されたネームプレートが付いており、植樹活動の一環であることが示されている。周囲の木々にも個別のプレートが見られる。
    2011年
  • 木の幹に巻き付けた巻尺で幹の太さを測定している様子のクローズアップ。手には黄色と青の巻尺ケースが持たれており、測定値は10cmを超えている。植林後の成長状況を確認している場面と見られる。
    2012年
  • 整然と植えられた若木が立ち並ぶ植林地の風景。地面には落ち葉が一面に広がり、中央には「ASKUL Happy Earth Project」の看板が設置されている。看板には植林地の位置、面積、樹種、植栽間隔、植栽日、責任者名などの情報が英語で記されている。
    2013年
  • 森林の中で撮影された集合写真。青いテントの下には「ASKUL」「Happy Earth Project」「4th ANNIVERSARY」「1 box for 2 trees」と書かれた横断幕が掲げられており、植林活動4周年を祝うイベントの様子。アスクル関係者と現地スタッフと思われる多国籍な人々が笑顔で並んでいる。
    2014年
  • 植林地で伐採された木材が大量に積み上げられている様子。丸太は整然と並べられ、背景にはまだ伐採されていない木々が立ち並ぶ。右端にはヘルメットをかぶった作業員が立っており、持続可能な森林管理の一環であることがうかがえる。
    2015年
  • 整然と植えられたユーカリ林の中で、ヘルメットや安全靴を着用した男性7人が並んで立つ記念写真。中央にはプロジェクト関係者らしき人物も含まれ、森林管理や植林に関する視察や調査の一環であることがうかがえる。
    2016年
  • 広大な植林地を上空から撮影した写真。整然と並ぶ若い木々が広がり、中央にはまっすぐ伸びる未舗装の道路が通っている。右側と左側で植林の密度や成長段階に違いが見られ、計画的な森林管理が行われている様子がうかがえる。
    2017年
  • 植林地でヘルメットを着用した2人の男性が木の幹の前に立って記念撮影をしている。背景には整然と並んだ木々が広がり、奥には作業中の人物も見える。持続可能な森林管理や植林プロジェクトの視察の一場面。
    2018年
  • ユーカリの植林地で立ち話をする作業員グループ。ヘルメットや安全ベストを着用した6人の男性が林内でスマートフォンを確認したり話し合ったりしている様子。森林管理や作業状況の確認を行っている現場の一場面。
    2019年

CO₂排出量削減への取組

一部商品については生産・物流の最適化を進め、使用する再生エネルギー(原料の木材を製品にする過程で発生する黒液・樹皮など)の比率を上げることで、アスクルオリジナルコピー用紙(スーパーホワイト+及びスーパーエコノミー+)のライフサイクル全体(原材料調達から消費・廃棄まで)における1年間のCO₂の排出量は、これまでと比較し1年間で177,000tCO₂e削減されます。今後も引き続きCO₂削減に向けて取り組んでまいります。

雲の形に「CO₂」と書かれたアイコンとともに、「コピー用紙生産時に排出されるCO₂の削減量 約177,000tCO₂-e」と記載されたグラフィック。コピー用紙の環境配慮型生産によって温室効果ガスの排出が削減されていることを示している。
  1. ※比較対象:2021年の対象製品生産時の排出量
    対象エリア:福岡、名古屋、大阪、横浜より順次展開予定

コピー用紙ができるまで

動画で知る生産地の様子

アスクルのコピー用紙ができるまで

生産地であるインドネシアの様子と生産工場の様子を動画でご紹介します

植林地ツアーコピー用紙工場見学

コピー用紙工場見学 インドネシア製のアスクルオリジナルコピー用紙がどうやってできているのか?少しご紹介いたします。

  • 原木を運ぶ
  • 小さく砕く
  • ドロドロにする
  • 平らに延ばす
  • 乾かす
  • 切る
  • 大量の丸太を積んだ緑色の大型トラックが、森林地帯の中に停車している様子。トラックの荷台には伐採された木材が高く積み上げられており、積載の様子を確認する作業員の姿も右端に見える。持続可能な植林地からの木材搬出の一場面と考えられる。
  • 建物の一室で、作業員が古いドットインパクトプリンターとパソコンを使って帳票を入力している様子。机上には伝票や書類が積まれ、ヘルメットをかぶった別の作業員が書類を指差している。木材搬出や物流管理に関する事務処理の現場と見られる。
  • 大量の丸太を積載したトラックの荷台を前に、3人の男性が荷の高さを計測している様子。1人は巻尺を使って測定し、もう1人はチェックリストに記録している。森林資源の運搬における検品・記録作業の一場面。
  • 大量の細い丸太や枝が山のように積み上げられた木材の集積場。一次保管場所と見られ、背景には曇り空が広がっている。
  • 木材工場の構内で、ユンボ(油圧ショベル)が丸太をつかんで荷下ろししている様子。緑色の大型トラックには伐採された丸太が積まれており、ユンボのアームが搬入コンベアへと木材を投入している。背景には木材の山と工場の設備が見える。
  • パルプ工場の全景。複数の長いベルトコンベアが設置されており、チップの山が構内に広がっている。右側にはクレーンとトラックも見る。
  • パルプ工場内の生産ラインの様子。ベルトコンベアの上をドライパルプが流れており、作業員たちが周囲で仕分けや確認作業を行っている。背景には原料を運ぶ大型機械やクレーンが稼働しており、工場全体が稼働中であることがうかがえる。
  • パルプ工場内にある巨大なタンクの内部。タンクの底には白いパルプ液が山のように溜まっており、壁面にはパルプの飛沫や水分による汚れが付着している。
  • パルプ工場内に設置された巨大な抄紙機の全景。多数の階段や手すり、配管が組み込まれており、「BELOIT」のロゴが機械の各所に見える。
  • 広大なパルプ工場内に設置された、全長数十メートルにもおよぶ巨大な抄紙機の全景。機械の側面には多数の階段や手すりが備えられ、「BELOIT」のロゴが複数箇所に表示されている。左奥には白い外装の乾燥部、右手前には成形部があり、工程全体のスケールがわかる。
  • パルプ工場の巻取り工程で、大型のロール状に巻かれた白い紙が複数並んでいる様子。奥には「REWINDER」のラベルが付いた巻取り機があり、製造された紙が巨大なロールとして仕上げられている。
  • パルプ工場内の仕上げ工程で、大型ロール紙が複数の機械で加工・巻き取りされている様子。天井からの搬送装置と制御盤が整然と並び、床には安全区画が黄色のラインで区切られている。左奥には作業員の姿も見える。
  • 再生ボタンが重ねられた動画サムネイル画像。コピー用紙がライン上で高速に裁断されているパルプ工場の製品仕上げ工程の一場面。
  • パルプ工場内でコピー用紙の束がベルトコンベアの上を流れている様子。切り揃えられたA4サイズの紙束が均一に搬送されており、上部には検品用の照明設備も設置されている。
  • 再生ボタンが重ねられた動画サムネイル画像。青い箱に梱包されたA4コピー用紙がベルトコンベアの上を流れている様子で、出荷前の最終工程を示している。
  • パルプ工場の出荷ラインで、青い箱に梱包されたA4コピー用紙を持ってカメラに微笑む男性。背景には同じ箱がベルトコンベア上に流れており、パッキング工程が完了した状態であることがわかる。

植林地ツアー植林地ツアー

植林地ツアー アスクルオリジナルコピー用紙の原材料を作っているインドネシアの植林地を、PHOTOブログでご案内!

  • 苗をつくる
  • 苗を植える
  • 手入れする
  • パトロールする
  • 「木の畑から収穫」
  • 手に持たれた透明なガラス容器の中で、小さな植物の苗が多数育っている。根元には寒天培地のようなものが見え、植物の組織培養過程を示している。
  • 密閉された透明な培養瓶が多数並べられた植物工場の内部。瓶の中には植物の苗が培養されており、植物の組織培養の工程が行われている。
  • 広大な苗木育成施設の全景。規則正しく配置された棚の上で、小さな苗木が育てられており、奥にはビニールハウスのような屋根付きの育苗棟が並ぶ。背景には熱帯の森林とヤシの木が広がり、熱帯地域での植林準備の様子を示している。
  • 育苗ハウスの中で、畝に並んだ苗木を手入れする作業員。笠をかぶり、白い手袋をつけて緑に囲まれながら丁寧に作業をしている。背景には他の作業員や苗木用の棚も見え、植林前の苗の育成現場であることがうかがえる。
  • 黒いプラスチックトレイに整然と植えられた苗木。根元は小さなポットに収められ、トレイごと水に浸されている。周囲にはブルーシートや土の地面が見え、植林前の苗の給水・管理作業の一環と考えられる。
  • 植林作業で使用される植穴掘り器(植え付け器)の上部を上から見た写真。オレンジ色の金属製の筒状器具で、両側にグリップが付いており、作業員が両手で握っている。地面には乾いた土が広がっている。
  • 植林地で若い苗木を丁寧に植え付けている人物。わら製の笠をかぶり、白い手袋を着用して膝をつきながら作業している。背景には他の作業員や道具バケツ、植え穴を掘るための器具も見え、森林再生の一環としての植樹活動の様子を示している。
  • 植林地に植えられた若い苗木のそばに、成長の比較用として立てられた青いキャップのマーカー(ペン)。苗は赤みを帯びた新芽と緑の葉を持ち、乾いた土壌に根付いている。背景には他の苗や森林が見える。
  • 青空の下にそびえ立つ鉄骨製の監視塔。塔には上部に見張り台があり、途中にはいくつかの踊り場を持つ階段が設置されている。周囲は森林に囲まれており、森林火災の監視目的で使用される構造物。
  • 鉄骨製の監視塔の上から見下ろした視点で、赤い階段を登る黄色いヘルメットをかぶった作業員の姿。塔の下には整備された草地と並木が広がっており、監視業務の様子を示している。
  • 赤い鉄製の監視塔の最上部で、カメラを首から下げた2人の男性が立っている。1人は赤いTシャツ、もう1人は白いシャツを着用し、どちらもヘルメットをかぶっている。背景には広大な森林が広がり、高所からの見晴らしが確認できる。
  • 監視タワーから見渡す限り広がる緑豊かな植林地の写真。均等に植えられた木々が一面に広がり、森林再生や持続可能な林業の取り組みを示している。
  • 森林伐採現場で、作業員がチェーンソーを使って木を伐倒している様子。作業員はヘルメット・防護手袋・イヤーマフを着用し、安全対策が施されている。背景には他の作業員や伐採後の対応に使われる重機(HITACHIのオレンジ色の機械)も見える。
  • 伐採されたばかりの木の切り株のクローズアップ。年輪がはっきりと見え、切り口には裂け目もある。背景には森林と作業服姿の作業員が写っている。
  • 森林内で伐採された木の枝をチェーンソーで切断している作業員。ヘルメットと手袋を着用し、安全に配慮した作業を行っている。周囲には切り倒された木と枝葉が散らばっており、もう1人の作業員が横で見守っている。

コピー用紙のトレーサビリティ

アスクルオリジナルコピー用紙は、お客様のお手元に届いたロット番号から、トレーサビリティをたどり、どんな木からコピー用紙が作られたのかがわかります。

製造工程の流れとして、植林木から木材が伐採され、木材はチップに加工される。次に、チップがドライパルプマシンで処理され、パルプが生成される。その後、パルプがミニロールやカッターサイズに加工され、最終的にコピー用紙として梱包される。この過程全体がロット番号で管理されており、トレーサビリティが確保されていることが示されている。
  • コピー用紙
  • ミニロール
  • パルプ
  • パルプ
  • 木材
  • 植林木

コピー用紙のロット番号

皆様のお手元にあるコピー用紙に刻印されたロット番号は、カッターサイズと呼ばれる機械で巨大なトイレットペーパーの形をしたミニロールを断裁してコピー用紙に加工・包装する時に押されます。

このロット番号から、加工日と使われたミニロールのロット番号が分かります。1日で、A4サイズのコピー用紙が約35万冊分作られます。

左側に青いデザインのA4サイズの紙箱、右側に箱の蓋が閉じられた状態があり、吹き出し内に『20041624』のロット番号が表示されている

ロール紙のバーコード

ミニロールは、抄紙機によって作られる紙の原反(ジャンボロール)を小さく加工したものです。1本のジャンボロールからは、約20本のミニロールができます。ミニロールのロット番号から、紙の原反の生産日と、使われた原料であるパルプの管理番号が分かります。

右側に大きな紙のロールがあり、左側にその拡大図でバーコードと製品ラベルが表示されている

パルプ紙の管理番号

パルプはスマトラ島にあるパルプ工場からジャワ島にある製紙工場に運ばれますが、製紙工場で管理しているパルプの管理番号とパルプ工場の出荷記録をつけあわせることで、パルプ工場での生産記録にさかのぼることができます。

大きな倉庫内に積み上げられた白い紙の梱包パレットの山

パルプ紙のロット番号

パルプのロット番号は、パルプ工場で生産された時に刻印されます。

パルプは、原料となる木材を小さくチップ状にして、じっくり煮込んで紙を使うのに必要な繊維を取り出したあと、繊維をシート状に乾燥させたものを何枚も重ね、一つの塊として管理します。

木材の皮や、繊維以外の成分(黒液など)は、捨てずに全て機械を動かすバイオマス燃料として有効利用します。

パルプのロット番号から、パルプの生産日と使われた原料の木材の管理番号が分かります。

左側には倉庫内に積み上げられた白い紙の梱包パレット、右側には青空を背景にした紙の梱包パレットのクローズアップ

木材の証明書

木材の証明書からは、木材の種類、森林認証や合法性認証の有無、納入日が分かります。

木材の合法性証明書・サプライヤー証明書・パルプ工場受領書

植林会社から納品される時には搬入される木材と納品書を細かくチェックして、違法伐採品が含まれていないか、植林地のどの区画で収穫された木材なのか、植林会社から指定を受けたトラック(または船)と運転手が納品をしているのかどうかを確認します。

3枚の写真。左から【手に持った書類に対してバーコードスキャナーを使っている場面で背景にはコンピューターの画面が表示されている】、【ウェブサイトで確認している人物】、【多数の木材を積んだトラックが建物の横に停車している】

2013年から違法に伐採された木材の混入を禁止したことで、製紙メーカーグループが保全している自然林での違法伐採などによる滅失率は、年平均5%から2020年には1%未満にまで大きく改善しました。

植林地の証明書

パルプ工場に運ばれる木材は、インドネシアの植林会社で育てられた植林木で自然林は使われていません。苗床で3か月ほど苗を育てたあと、植林されて約6年間で30メートルほどに成長し、収穫されます。6区画に分けた植林地に毎年1区画ずつ植林することで、原料となる木材が毎年安定的に収穫されます。

3つの画像。左から【農場で自動スプリンクラーが作物に水を撒いている風景】、【空から見た広大な森林地帯】、【中央に「植林のサイクル 6年周期」と書かれており、1年目から6年目までの各植林区域の成長段階を図解で説明している】

各植林会社は、国際的な森林認証制度であるPEFC認証や国が定めた木材の合法性認証を取得し、認証証明書や環境アセスメントの結果も公開しています。

アスクル株式会社 CSR推進部

対象商品・PEFC認証について

対象商品・PEFC認証について

アスクルのインドネシア産コピー用紙はPEFC認証を取得しています

PEFCは国際的な森林認証で、各国にある森林認証制度を国際的な基準に鑑み
お互いに認め合うための枠組み。
認証森林面積は2.9億万ha、CoC認証件数は12,716件にまで普及しています。(2024年3月末時点)

※最新の数値はこちらからご確認ください→
世界の国別PEFC認証林面積・COC数実績

清潔感があふれる高白色で
文字がくっきり読みやすい

ASKULマルチペーパー
スーパーホワイト+

水色の箱に白い木のイラストが描かれコピー用紙の箱は蓋付きで、環境に配慮したデザインが強調されている。
自然な白さだから
幅広い用途にマッチ

ASKULマルチペーパー
スーパーエコノミー+

青い箱に白い木のイラストが描かれコピー用紙の箱は蓋付きで、環境に配慮したデザインが強調されている。
アスクル株式会社 メディカル部, アスクル株式会社 CSR推進部, 株式会社ディ・エフ・エフ