アスクルでは、従業員の安全確保および連絡手段として、「安否確認サービス」を導入しています。災害発生時には自動的に安否確認のメールが配信され、PCや携帯電話、スマートフォンなどを通じて安否情報を返信することにより、従業員の安否情報を一元管理しています。このシステムにより、広範囲にわたる緊急事態あるいは地域を特定した災害等の場合にも、各従業員の迅速な安否確認が可能となっています。
当社および当社の子会社の損失の危機の管理に関する規程その他の体制については、以下のとおりです。
1) 当社は、当社および当社の子会社のリスクに関して、リスクマネジメント担当取締役を定め、対応部門を設けるとともに、リスク・コンプライアンス委員会、労働安全衛生委員会、品質マネジメント委員会、および情報開示委員会等の各委員会を設置し、当社および当社の子会社のリスクおよびコンプライアンスの状況を把握評価し、リスクの発生を未然に防止します。
*委員会体制については → こちら をご覧ください。
2) 当社および当社の子会社は、上記リスク評価を踏まえ、各種リスクが顕在化した場合に当社および当社の子会社の損失を最小化するために必要な体制を予め構築し、また、実際にかかるリスクが顕在化した場合には、当該体制に従い、必要な対策を講じます。
3) 当社は、環境、情報セキュリティ、労働安全、品質、コンプライアンス等に係るリスクについては、ISO14001(環境)、JISQ15001(プライバシーマーク)、ISO27001(情報セキュリティ)の各規格に準拠したマネジメントシステムを構築し、分析・計画、実行、審査・レビュー、改善のマネジメントサイクルを維持し、適正に職務執行を行う体制を確立するとともに、各担当部署および各子会社にて規程・マニュアル等を制定し教育・周知徹底を行います。
*情報セキュリティマネジメントについては → こちら をご覧ください。
4) 当社および当社の子会社の職務執行に係るリスク管理のモニタリングについては、内部監査部門を中心にコンプライアンスおよびリスク管理の観点を踏まえて定期的に監査を行います。
これらの体制を通じて、リスクの把握・特定、分析・評価、対応・対策、改善のPDCAを推進しております。
当社において認識している「特に重要なリスク(トップリスク)」および「重要なリスク」と、各リスクに対する主な対応・対策は、以下のとおりです。
リスク項目 | リスクの内容 | 主な対応 |
---|---|---|
各リスク共通 懸念される影響と対策 |
|
|
①従業員の生命・健康/労働災害等 |
|
|
②事業継続・サプライチェーンの分断* |
|
|
③戦争、経済制裁、感染症まん延などグローバルな情勢変化 |
|
|
④システム障害やサイバー攻撃 |
|
|
⑤大規模システム開発、設備投資の実施等 |
|
|
⑥個人情報や機密情報の漏洩 |
|
|
⑦法令、社会的要請に対するコンプライアンス、およびガバナンス |
|
|
|
|
|
|
|
|
⑧人材の確保・育成の不全 |
|
|
⑨ビジネスモデルの陳腐化 |
|
|
*うち、気候変動への取り組みとTCFD提言への対応については、 環境 > TCFD提言に基づく情報開示をご覧ください。
リスク項目 | リスクの内容 | 主な対応 |
---|---|---|
①商品の安全性および品質水準 |
|
|
②商品情報の正確性担保 |
|
|
③担当販売店(エージェント) |
|
|
④物流サービス |
|
|
⑤パートナー企業への業務委託 |
|
|
⑥のれん・投資有価証券等 |
|
|
⑦知的財産 |
|
|
⑧訴訟 |
|
|
⑨Zホールディングス株式会社との業務・資本提携契約 |
|
|
◎このほか、当社で認識している当社グループの経営成績、財政状態および株価等に影響をおよぼす可能性のある事項については、有価証券報告書の「事業等のリスク」をご覧ください。
アスクルでは、「アスクル事業継続計画基本方針」に基づき、具体的な被災想定のもと、さまざまな緊急事態に対応した事業継続計画を構築しております。「事業継続計画」においては、災害対策本部の体制、災害発生時における各種対応や手順を定めています。各拠点においては、水・食料や緊急避難袋を備蓄し、緊急連絡手段として、主要拠点に衛星携帯電話を配備しています。また、事業継続計画の遂行時の実効性を高めるために、随時、関係部署において計画やマニュアルの見直しも行っております。アスクルでは、従業員の安全を確保するとともに、緊急時においてもお客様へのサービス提供を継続し「明日届ける」というお約束を守るために最大限努力してまいります。
アスクルの事業は、お客様のライフラインであるとの認識のもと、事故・災害時における社会的責任を果たすため、以下の方針に基づき、アスクルサービスの継続的な供給に全力を挙げて取り組みます。
アスクルでは、従業員の安全確保および連絡手段として、「安否確認サービス」を導入しています。災害発生時には自動的に安否確認のメールが配信され、PCや携帯電話、スマートフォンなどを通じて安否情報を返信することにより、従業員の安否情報を一元管理しています。このシステムにより、広範囲にわたる緊急事態あるいは地域を特定した災害等の場合にも、各従業員の迅速な安否確認が可能となっています。
アスクルでは、労働安全と労働環境の向上を目的として「労働安全衛生委員会」を設置し、アスクルの物流を担うASKUL LOGIST株式会社を含む全社横断的な労働安全衛生への取り組みを行っております。
アスクルの物流を担う全国の物流・配送各拠点においては、継続的に、日々の安全対策・事故撲滅に取り組むとともに、業務品質の向上に取り組んでいます。
こうした各拠点現場における様々な取り組みを通じて、日々の業務の中での継続的な安全意識の啓発、事故の未然防止と安全性の向上を図っています。
アスクルおよびASKUL LOGISTでは引き続き、労働安全衛生への取り組みの強化を進めてまいります。