Environment 環境

過去の環境中長期目標の策定と結果

環境中長期目標の策定

過去の環境中長期目標の策定と結果

アスクルでは、2013年5月期に、「CO₂排出量」と「資源消費量」の2つの軸で、2020年度をターゲットとした環境中長期目標を策定し、これらの目標を達成するために、事業活動と関連性の高い「低炭素」「資源消費」「グリーン購入」の3つの環境課題を取り組むべき重点分野として継続的な改善活動を進めてまいりました。
2013年5月期での目標の策定後に、Askul Logi PARK福岡、Askul Logi PARK横浜などの物流センターの新設や個人向け通販LOHACOサービスの開始等があり、事業の拡大・変革を鑑み、2016年5月期からは新たに環境中長期目標の見直しを行いました。
2016年5月期からの目標では、これまでと同じ「CO₂排出量」と「資源消費量」の2つの軸とともに、新たに「環境に配慮した商品開発・調達」「お客様との環境コミュニケーション」の2つの目標を設定しました。
「CO₂排出量」については、事業所からのCO₂排出量に加え、物流センターからお客様にお届けするまでの配送に伴うCO₂排出量も算定の対象といたしました。
また、「資源消費量」においては、お客様にお届けする「梱包資材量」だけでなく、事業所から排出される排出物量を含む資源消費量を算定の対象といたしました。
これにより、アスクルのエコプラットフォームにおけるサプライチェーン全体をバウンダリとした環境中長期目標を設定しております。

環境中長期目標① 事業活動に伴うCO₂排出量を削減します。
【2020年目標】オーダー1明細行あたりCO₂排出量20%削減※1
環境中長期目標② 事業活動に伴う資源消費量を削減します。
【2020年目標】オーダー1明細行あたりの資源消費量を20%削減※2
環境中長期目標③ 環境に配慮した商品開発・調達を行います。
環境中長期目標④ 環境情報の提供や安心安全に配慮し、お客様との環境コミュニケーションを行います。

※1:バウンダリ:アスクル事業所CO₂排出量+配送CO₂排出量/基準年:2014年5月期
※2:バウンダリ:アスクル事業所排出物量+センター梱包時の資材消費量/基準年:2014年5月期

環境中長期目標の策定

環境中長期目標の進捗状況

アスクル環境中長期目標は、お客様のオーダー1明細行あたりの「CO₂排出量」と「資源消費量」において、2014年5月期を基準年とし、2021年5月期に20%削減するという数値目標を掲げました。

■オーダー1明細行あたりCO₂排出量

「CO₂排出量」における環境中長期目標は、基準年のCO₂排出量に対して、オーダー1明細行あたり20%削減を目指しました。2021年5月期は、基準年比約17%の減少、前年比では約2%の増加となり、基準年比20%削減という目標を達成することができませんでした。
2019年5月期までは、4センターにおいて、CO₂ゼロの電力に切り替えたことで、大幅にCO₂排出量を削減することができましたが、その後新センターの稼働開始、熱中症対策による夏季エアコン使用の増加等、電力使用量の増加により、徐々にCO₂排出量が増加しました。
今後は、事業所・物流センターからのCO₂排出量については、省エネに取り組むとともに、CO₂ゼロの電力への切り替えを実施してまいります。
また、配送に伴うCO₂排出量については、物流センターからお客様までの配送ルートの最適化、再配送の削減などの実施、さらに電気自動車を導入するなどにより、CO₂排出量の削減に取り組んでまいります。

■オーダー1明細行あたりの資源消費量

「資源消費量」における環境中長期目標は、基準年の資源消費量に対して、オーダー1明細行あたり20%削減を目指しました。
2021年5月期は、基準年に比べて約4%の増加となりました。資源消費量は、お客様にお届けする梱包資材量と事業所・物流センターからの廃棄物量からなります。
今後は、梱包資材については、梱包品質を保ちながら資材量を削減する対策を引き続き取り組んでまいります。また、廃棄物削減については、廃棄ではなく資源として回収する量を増やし、最終処分量の削減に取り組みたいと考えています。

■「環境に配慮した商品開発・調達」、「環境情報の提供や安心安全に配慮したお客様との環境コミュニケーション」

これら2つの目標は、アスクルの事業活動を通じて各部門の環境活動の中で取り組みました。環境目標の設定・具体的な計画策定・進捗管理は、環境マネジメントシステムの仕組みの中で運用していきました。これらは引き続き環境活動として取り組んでまいります。

アスクル株式会社 メディカル部, アスクル株式会社 CSR推進部, 株式会社ディ・エフ・エフ