従業員に自己実現の機会を提供し、個人のキャリア形成を支援するために、アスクルでは勤続3年以上の従業員を対象に、以下の3種類のライフサポート休職制度を設けています。
制度名 | 概要 |
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エデュケーションサポート休職 | MBA取得や語学研修のための海外留学、国内の大学や大学院に通うなど、能力開発を実現し、社外でも通用する専門性やスキルを身につけるための休職制度。 |
ボランティアサポート休職 | 社会福祉活動、環境保全のための活動、国際/海外協力、文化・芸術交流、教育・スポーツ振興、災害援助、地域社会振興等、公共の福祉の推進に資する活動をするための休職制度。 |
セカンドライフサポート休職 (50歳以上が対象) |
将来の人生をより充実した形で迎えられるよう在職中からその軌道を作るための休職制度。 |
60歳を迎えたアスクルの従業員は、本人の意思によって働き続けるかどうかを選択することができます。65歳になるまで働くことができるだけではなく、ワークライフバランスを大事にしながら、就業時間や就業日を自由に短縮、または選択する「就業形態選択権」が整備されています。もちろんこれまで通りの働き方を選択することも可能ですが、セカンド・ライフへの準備として、あるいは自己実現のためなど、自分自身の働き方を決めることができます。現在も「就業形態選択権」付き社員として継続雇用を選択した社員が31名継続して勤務しています。2006年の制度創設以来、60歳を迎えたほとんどの社員がこの制度を利用し、アスクルで働き続けています。
アスクルでは、社内有志の発案をきっかけとして、2010年より「従業員満足度調査」を開始しました。これらの調査結果やコメントは、説明会や社内掲示板により社内にも共有されています。また、課題の一部は、社内有志や担当部門によって、改善の取り組みや新たな施策の実行へと結実しています。こうした調査は、社内コミュニケーションの活性化と自律的な改善の取り組みへの契機、また経営層に現場や従業員の課題意識を届ける手段として、今後も継続して実施される予定です。
アスクルには、多様な働き方を実現するための様々な制度があります。
●テレワーク制度
全ての社員を対象にした、テレワーク制度を導入しています。2020年4月には、利用回数制限を廃止しました。
●フレックスタイム制
フレキシブルタイムを活用することで、家族との時間、趣味や習い事の充実などワークライフバランスを実現し、メリハリのある働き方を推奨しています。2020年4月には、フレックスタイムのコアタイムも廃止しました。テレワーク制度と合わせて活用することで、時間と場所にとらわれない働き方をすることができます。
●時間単位の有給休暇制
1時間単位で有給休暇が取得できます。育児・介護をはじめ1~2時間の用事を済ませたい時など、アスクルでは柔軟な働き方を選択することができます。
●ASKULサンクスホリデー
勤続5年の節目を迎えるごとに、特別休暇(年数に応じて5日もしくは10日)が付与されます。制度を利用した社員が英気を養い、更に活躍することを期待して導入いたしました。
アスクルでは、仕事と家庭の両立を支援する勤務制度や職場環境づくりを推進しています。介護を必要とする家族を持つ従業員が介護をしながら仕事を続けられるよう、介護休業・介護短時間勤務制度を設けており、働きやすい柔軟な就業形態をとることができます。介護を必要とする家族1名につき、通算で1年の介護休業を取得することが可能で、これまでに数名がこの制度を活用しています。
子育て中の従業員は、子どもの満2歳の誕生日までの間、育児休業を取得することができます。さらに、従業員の要望に応えて、小学校4年生の4月20日までの間、育児短時間勤務を選択できるようにしており、子どもの看護などの場合には、小学校在学までの間は必要な日数だけ休暇をとることが可能です。
今後も職場環境や制度の整備、社内セミナーなどを行い、社員一人ひとりが家庭と仕事を両立し、仕事を続けていくことができるよう取り組んでまいります。