アスクルでは、「ASKUL CODE OF CONDUCT(倫理・行動規範)」の「Ⅱ お客様に対して/Ⅱ-(2)情報の提供と対応」において、
と定めております。
当社は、商品・サービスに関する正確でバランスの取れた情報の提供を図り、事実に基づかない誇張された主張や表現を避けるよう努めます。また、商品・サービスの掲載・販売、宣伝・広報活動におけるコミュニケーション活動においては、環境・人権・知的財産・個人情報などの各側面に留意した活動を行うよう努めます。
また、当社のパーパスに含まれる「お客様のために進化する」というDNAと共創の精神に基づき、お客様の声・社会の動向を事業・商品・サービスに生かす事を目指します。
これらの考え方・方針に基づき、商品・サービスに関する適切な情報開示を踏まえた責任ある広告・マーケティング活動に取り組んでまいります。
アスクルでは、ウェブサイト、カタログ、チラシなど各種媒体に掲載する商品・サービスに関して、情報登録の際のシステムチェックや各関係部門での確認を通じて、不適切な表現や間違った情報を回避・修正するとともに、景品表示法や特商法など関連法令の遵守を図るなど、お客様へ提供する情報の管理体制を構築し、不適切な表示の防止と、お客様への正確でわかりやすい情報の表示・提供に努めています。
これらに加えてお客様における誤認・買い間違いを低減するため、「お客様の声」に基づく商品に関する表示・表記の改善活動に取り組んでいます。
(参考)お客様とともに
アスクルでは、以下のような各講習・eラーニングを通じて、商品のラベリングを含む表示・広告・景品などに関する研修を定期的(各年1回程度)に実施し、適法・適切な商品に関する情報提供に努めています。
20歳以上のお客様を対象として、アルコール飲料の代替品として、ノンアルコール商品やアルコール度数の低い酒類等をはじめとした負の影響の少ない商品の販売にも積極的に取り組んでいます。
食物アレルギーをお持ちの方にも安心して商品を選んでいただけるよう、食品表示法で表示することが義務付けられている重篤度・症例数の多い8品目(特定原材料:えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生(ピーナッツ))については、サプライヤー(商品仕入れ先)から提供される情報に基づく表示を徹底しています。加えて、サプライヤーの協力の下、表示が推奨されている「特定原材料に準ずるもの」20品目※についても積極的に表示を進めています。
※特定原材料に準ずるもの 推奨されている品目:アーモンド・あわび・いか・いくら・オレンジ・カシューナッツ・キウイフルーツ・牛肉・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・バナナ・豚肉・マカダミアナッツ・もも・やまいも・りんご・ゼラチン
(参考)消費者庁 「食物アレルギー表示に関する情報」
また、食品に関連する商品情報のうち、特に原産国の表示については、年に1回、サプライヤーにおける更新漏れなどがないか、情報の棚卸・確認を行うことで、お客様に表示する情報の正確性の確保を図っています。
また、お客様への情報提供については、ECサイト・通信販売の特性上、お客様が直接商品を手に取って確認できない事情を考慮し、商品パッケージの裏面を掲載するなど、お客様に対する正確な情報提供に努めています。
※いずれの商品情報も原則としてサプライヤーからの情報提供有無・提供内容に基づき表示を行っています。
アスクルでは、お客様の健康と安全維持のため、また、生活習慣の変化や様々な働き方の広がりに伴う、肥満・メタボリックシンドローム、糖尿病、栄養不足などに対する健康に関する課題と関心の高まりに応えるため、不足しがちなビタミンを含む商品の販売など、栄養バランスのとれた食品など健康に配慮した商品の提供に努めています。
暑さ対策や手軽な栄養補給など、お客様ご自身の健康はもちろん、各現場・事業所等の従業員に対する安全配慮や健康経営推進に貢献することを目指して、栄養素や成分面で、より健康に配慮した商品の採用および拡大の可能性について、随時社内での検討を行っています。
特に、アスクルオリジナル商品については、サプライヤーとアスクル商品担当部門でチームを組み、それぞれの専門性を生かした情報やノウハウを結集させて商品開発を進めており、お客様からのご好評をいただいています。
アスクルで販売している一部の医薬品・医療機器については、医療関連施設としてアスクルへ登録されたお客様のみ販売可能な仕組みとしています。
お客様の登録・変更の際に、公的機関WEBサイト等の公開情報と、登録・変更時の「会社名(施設名称)」と「住所(所在地)」の2点が一致したお客様のみを登録可能とすることで、アスクルでの適正・適法な事業運営を図るとともに、お客様における医薬品・医療機器等の不適正使用の排除および健康・安全・安心の確保に努めています。
(参考)医薬品・医療機器の購入について
また、個人向けの医薬品販売に当たっては、物流センター内に開設されたドラッグストアの薬剤師が、お客様からのご相談・お問い合わせにお応えし、適切なアドバイスが受けられる体制を整えています。
特に第1類医薬品の販売については、「適正使用確認」のため、ご購入前の問診を通じ、薬剤師による、薬の飲み合わせや体質のチェックなどを確認させていただいております。
また、濫用のおそれのある医薬品等についても、ご購入前の事前確認、購入数量の制限、注意喚起などを通じて、適正な医薬品購入のサポートを行っております。
これらの体制・取り組みを通じて、お客様が「安心・安全」に利用いただける仕組みを確保しながら、アスクルは今後とも、医療関連施設における運営のサポートおよびお客様の健康のサポートにも取り組んでまいります。
アスクルでは、お客様に安心して商品をお求めいただくために、商品品質の向上と安定化を目指してさまざまな取り組みを行っており、特にプライベートブランド(PB)商品に関して、サプライヤー様とともに商品品質の向上に取り組んでいます。具体的には、品質管理の担当者が、商品担当者、調達担当者およびサプライヤー様等との連携を図りながら、工場および生産ラインの現地視察や書類確認などを行っています。また、調査結果に基づく各種の課題に対しては、アスクルとサプライヤー様とが協働して継続的改善に取り組んでいます。アスクルでは今後とも、お客様へお届けする商品の安全性や品質面での向上、さらには、サプライチェーン全体のレベルアップを通じて、お客様に安心してご使用いただける商品の開発・提供を目指してまいります。