Logo

Special Issues Special Issues

空気や水の環境を考えるプロジェクト

空気や水の環境を考えるプロジェクト

空気や水の環境を考えるプロジェクト エステー株式会社×アスクル株式会社

商品の売上の一部を、空気や水の環境改善に取り組む団体に寄付し、その活動を支援します。

座談会レポ 「カンボジアの水と衛生支援」

支援の流れ

支援の流れ

対象商品

エステー トイレの消臭スプレー 濃縮タイプ

ワンプッシュ1秒でしっかり除菌・消臭できる濃縮タイプ。
従来品の1.5倍、約260回※も使えて長持ちです。
無香性とフレグランス調のリッチな香りが長く続く
5つの香りをご用意しています!

※1回約1秒噴射時(メーカー調べ)

エステー トイレの消臭スプレー 濃縮タイプ

エステー トイレの消臭剤

スプレーと置き型のダブル使いがおすすめ!
有機酸配合で約2倍※の消臭効果があるのに
さりげなく置ける北欧のデザインが
トイレの印象もUPさせます。

※従来品比(メーカー調べ)

エステー トイレの消臭剤

支援実績

【空気や水の環境を考えるプロジェクト】第1~2弾のご報告

  支援先 回数 対象期間 支援金額 使途  
第1弾 特定非営利活動法人ウォーターエイドジャパン
特定非営利活動法人
ウォーターエイド
ジャパン
第1回 2021.2.21 ~ 2021.8.20 963,349円 インド オディシャ州バドラック県 保険医療施設における手洗い設備とトイレの設置プロジェクト 詳細は
こちら
第2回 2021.8.21 ~ 2022.2.20 992,114円
第3回 2022.2.21 ~ 2022.8.20 971,784円 インド マディヤ・プラデシュ州ディンドリ県 水・衛生プロジェクト
第2弾 特定非営利活動法人ウォーターエイドジャパン
認定NPO法人
ハビタット・フォー・
ヒューマニティ・
ジャパン
第4回 2022.8.21 ~ 2023.2.20 926,034円 カンボジア再定住コミュニティの学校における水・衛生支援プロジェクト 詳細は
こちら
第5回 2023.2.21 ~ 2023.8.20 908,414円

各支援の詳細

第2弾 ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパン

ハビタット・フォー・ヒューマニティのロゴ

ハビタットは、「誰もがきちんとした場所で暮らせる世界」の実現を目指し、世界70ヵ国以上で住まいの問題に取り組み活動する国際NGOです。

理念(ビジョン)
A world where everyone has a decent place to live.
誰もがきちんとした場所で暮らせる世界

使命(ミッション)
ハビタット・フォー・ヒューマニティは、住まい、コミュニティ、そして
希望を築くため、人々と手を取りあいながら、信念を持って活動する

● プロジェクト第2弾のスケジュールと支援内容

プロジェクト第2弾のスケジュールと支援内容
活動地域:
カンボジアシェムリアップ州バンテアイ・スレイ地区
Samdac Techor Hun SenTbeng 小学校・ Sraes Khvav小学校・Karona小学校(予定)
支援内容:
① トイレの建築もしくは修繕
② 手洗い場の建築
③ 児童に対する衛生教育と衛生キットの配布
▲男性、女性、バリアフリーの多目的の個室を新設予定
▲男性、女性、バリアフリーの多目的の個室を新設予定
▲資材価格高騰の影響でコスト面を抑えるために手洗い場のデザインを変更
▲資材価格高騰の影響でコスト面を抑えるために手洗い場のデザインを変更

● 空気や水に関連する支援地域のニーズ

本プロジェクトは、ハビタット・カンボジアがシェムリアップ州バンテアイ・スレイ地区で実施している既存のプロジェクトを基盤に、不法居住状態から再定住し、公共サービス等へのアクセスを向上させることを目的としています。支援対象となるコミュニティでは、誰もがきちんとした住居にて生活し、公的サービスや特に衛生教育を受けられる状況にありません。ハビタットでは、学校のトイレと手洗い場を修繕支援、建築することで、対象の小学校の衛生設備と衛生習慣を改善し、新型コロナウイルス感染症の蔓延から子どもたちとそのコミュニティを守るための衛生キットを提供する予定です。

● プロジェクトの詳細と進捗状況

Samdac Techor Hun SenTbeng 小学校

Samdac Techor Hun SenTbeng 小学校
  • 既存のトイレを修繕し、3つの個室を設け、障がいを持つ生徒が利用しやすいバリアフリー施設設計とする
  • 手洗い場(蛇口8個付)1基新設
  • 衛生用品とコロナ感染症対策キットを全生徒に支給
  • 全生徒と教師への衛生教育とコロナ感染症予防の啓蒙活動
生徒:男子21名・女子17名、教師:男性0名・女性3名

アセスメントに基づき、既存のトイレを改修し、男子用、女子用、教師用の3つの部屋に分け、新たに8つの蛇口を備えた手洗い設備を設置する計画です。また、衛生用品や新型コロナウイルス対策キットを配布し、全生徒の衛生問題に対する意識を向上させるトレーニングを実施する予定です。

SRAES KHVAV 小学校

SRAES KHVAV 小学校
  • トイレを2室新設し、障がいのある生徒が利用しやすいバリアフリー施設設計とする
  • 手洗い場(蛇口8個付)1基新設
  • 衛生用品とコロナ感染症対策キットを全生徒に支給
  • 全生徒と教師への衛生教育とコロナ感染症予防の啓蒙活動
生徒:男子116名・女子127名、教師:男性1名・女性8名

アセスメントに基づき、男子用と女子用に分かれた2つの部屋を持つ新しいトイレ1基を支援する予定です。トイレの他にも、8つの蛇口を備えた手洗い場の設置、衛生用品や新型コロナウイルス対策キットの提供、学校の全生徒の衛生問題に関する意識向上トレーニングなどを行う予定です。

Karona 小学校

Karona 小学校
  • トイレを2室新設し、障がいのある生徒が利用しやすいバリアフリー施設設計とする。
  • 手洗い場(蛇口8個付)1基新設
  • 衛生用品とコロナ感染症対策キットを全生徒に支給
  • 全生徒と教師への衛生教育とコロナ感染症予防の啓蒙活動
生徒:男子32名・女子21名、教師:男性1名・女性2名

アセスメントに基づき、男子用と女子用に分かれた2つの部屋を持つ新しいトイレ1基を支援する予定です。トイレの他にも、8つの蛇口を備えた手洗い場の設置、衛生問題に関する意識を高め、全生徒に衛生キットと新型コロナウイルス対策キットの提供を配布し、衛生問題に対する意識向上のためのトレーニングを実施する予定です。

現地進捗報告

手洗い場建設中の様子

当初の計画としては、3月中旬に建設を開始し4月上旬に完成の予定でしたが、コスト面での再調整が必要となったため、デザイン・設計の段階から見直しを行うこととなりました。建設費のコストを抑えるために、一つの給水塔からの水をトイレと手洗い場、両方で使えるような仕組みにするための設計が検討され、新しいデザイン・設計が完成しました。左の写真は建設中の手洗い場の様子です。

他の子の手洗いのためバケツからすくった水をかけてあげる様子

また児童数の最も多いSraes Khva小学校の児童を対象に、衛生用品や新型コロナウイルス対策キットを配布し、全生徒の衛生問題に対する意識を向上させるための教育活動を実施しました。新型コロナウイルス感染症の影響から、世界的に見ても、手洗いの重要性について認知されつつありますが、いつ手を洗うのか(トイレ使用後、飲食前など)、またどのくらいの時間流水するべきかなど、カンボジアをはじめとする途上国では、広く衛生教育を実施する必要があります。

支給された衛生キットを前に並んで撮影

Sraes Khva小学校に在籍する児童243人(男子116人、女子127人、うち2人は障害がある男女)に衛生キットを配布し、ハビタットのスタッフが手洗いの仕方をデモンストレーションしながら、衛生教育活動を実地しました。配布されたキットには、石鹸、爪切り、マスク、歯ブラシ、手指消毒剤といった、感染症対策に有益なものほか、ノート、鉛筆、ペン、定規などの文房具も含まれいます。受け取った子どもたちは、嬉しそうにキットの中身を確認していました。また衛生教育の授業では、真剣にスタッフの話に耳を傾けていました。

屋外で大勢の生徒がシートの上に座って衛生教育を受けている様子
代表の児童たちが手洗いの実践している様子
代表の児童たちが手洗いの実践している様子
代表の児童たちが手洗いの実践している様子
ハビタットのスタッフがキットに含まれている石鹸や手洗い用ブラシの使い方をデモンストレートし、代表の児童たちが、実際にどうやって手を洗うかを実践しました。

第1弾 ウォーターエイドジャパン

ウォーターエイドジャパンロゴ

ウォーターエイドは、「すべての人々が清潔な水と衛生を利用できる世界」をビジョンに掲げて活動する水・衛生専門の国際NGOです。清潔な水、衛生的なトイレ、正しい衛生習慣を届けることで、世界で最も貧しく社会的に取り残されている人々の暮らしの改善を目指しています。特定非営利活動法人ウォーターエイドジャパンは、日本の水・衛生分野の知見と日本からの支援を世界の水・衛生問題の解決に役立てるため、2013年に設立されました。
*ウォーターエイドについて詳しくはこちら

● プロジェクト第1弾のスケジュールと支援内容

プロジェクト第1弾のスケジュールと支援内容

●第1回・第2回 完了報告
【インド オディシャ州バドラック県 保険医療施設における手洗い設備とトイレの設置プロジェクト】

2021年4月~2022年8月の活動内容

プロジェクトの流れを示したイラスト
政府から
活動承認を取得
既存の水・衛生設備の
アセスメント
(確認・調査)
設備の設計と
詳細計画の策定
設備の建設
維持管理トレーニング
【アセスメント結果】
  • 障害者に配慮したトイレがない
  • 患者・施設利用者が手を洗える設備がない
  • 安全な飲料水を得ることもできない
【計画の策定】
  • 障害者も利用しやすいインクルーシブトイレの設置
  • 患者や利用者用も清潔に使用できるペダル式手洗い設備の設置

対象とする保健医療施設

大きめの黄色いエプロンを着た男性
  • Community Health Center at Chandbali
  • Community Health Center at Thidi
  • Public Health Center at Motto
  • Public Health Center at Orasahi
  • Public Health Center at Pirahat
5つの保健医療施設にトイレと手洗い設備の建設完了
施設利用者5万人がこのトイレを利用することになります

コミュニティ保健センターにおいてトレーニングを2回実施しました。合計70人が参加し、施設における衛生行動や、トイレ・手洗い設備の維持管理について学び、関連マニュアルも作成しました。

男女兼用と女性専用トイレ
インクルーシブデザイン
手洗い設備設置
足で操作可能な手洗い設備

●会計報告

第1回・第2回の支援額の合計1,955,463円が、保健医療施設向け手洗い設備とトイレの設置プロジェクトに活用されました。

※下記は「保健医療施設向け手洗い設置とトイレの設置プロジェクト」全体の会計です。(本プロジェクトからの支援以外の金額も含みます。)

会計報告詳細

● 空気や水に関連する支援地域の社会課題

インドは近年、気候変動と長年の過剰な地下水利用によって、深刻な水不足に直面しています。2030年までに国民の40%が飲料水を得られなくなるとの予測もあります。今回取り組みをするオディシャ州は、インドのなかで貧困率も高く、SDGsの進捗が遅れている州のひとつです。

※インド政府系シンクタンク『Niti Aayog』発表

SDGaアイコン
WaterAid/ Anindito Mukherjee

住民は飲用・生活用水とも地下水を利用しており、地下水が枯れたために遠くまで水汲みに行かなくてはいけません。農業ができず、食料や収入が減少し、災害時には衛生状況が悪化し、病気の流行につながるなど、さまざまな困難に直面しています。

沿岸部にあるオディシャ州は、地下水が減少することで、地下水の海水化が起こっています。近年は気候変動に起因する大型サイクロンや洪水や干ばつが頻発しており、さらに貧困率が高くインフラ整備も進んでいないことから、気候変動の影響に対して非常に脆弱な地域です。

農村部にある保健医療施設では、以前より、適切なトイレや手洗い設備がない場所や不足していることが課題でした。
このような保健医療施設は、治療の場となるどころか、コロナの影響を受け、さらなる感染拡大を引き起こす懸念さえあります。

資料提供:特定非営利活動法人ウォーターエイドジャパン

空気や水の環境を考えるプロジェクトの対象商品を使っていただきながら
さまざまな課題を一緒に知って、考えていきたいと思います。

アスクル株式会社 メディカル部, アスクル株式会社 CSR推進部, 株式会社ディ・エフ・エフ