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海洋プラごみが生まれ変わったProduct

海洋プラごみが生まれ変わったProduct

From対馬 海洋プラごみが生まれ変わったProduct

長崎県対馬市の海洋プラスチックを再利用し、新たに生まれた商品。 その開発背景から魅力までをご紹介!

はじまりの話

アスクルと対馬市の関わりは、アスクルのレジ袋担当者が、商品を通じた環境問題対策の取り組みを模索し始めたことから。海洋プラスチック問題の調査から、日本で多く海洋プラスチックが集まるところが対馬市であることを知り、レジ袋の売上の一部を対馬市海洋ごみ対策にご活用いただくことになりました。
その検討のプロセスで、対馬市のSDGs未来都市計画とアスクルの資源循環への取り組みの考え方や方向性に共通点が多いことを知り、SDGsの目標達成に向けて、2021年2月SDGs連携協定書を締結。(詳細はこちら)そこから、新たな商品開発につながりました。

ごみ箱

海洋プラスチックの風合いを生かした、ごみ箱「連結ワンハンドペール」が誕生しました!

「連結ワンハンドペール」ができるまで

「アスクルのオリジナルごみ箱は、全商品を環境素材配合商品にする」が全体方針。アスクルと対馬市でSDGs連携協定を結んでいることもあり、対馬市の海洋プラスチックを使ったごみ箱も商品開発の案の一つでした。

そんな中、ごみ箱の商品担当者が対馬スタディツアーに参加。実際に対馬市に訪れると、美しく澄んだ海と海岸に打ち上げられた大量の海洋ごみとのギャップに、商品担当者は衝撃を受けました。深刻な対馬の海洋ごみ問題のために力になりたいという想いが強くなり、対馬市の海洋プラスチックを配合したごみ箱の商品化に向けて意欲が高まりました。

3つ並んだごみ箱。左から緑、青、茶色

ツアーから帰った後に早速、プラスチックの総合メーカーで環境素材配合の商品を数多く販売されているリス株式会社様に、対馬市の実態の共有と海洋ごみを活用した商品化の相談をしました。

いざ商品化に向けた取り組みを始めると、漂着した海洋ごみは種類が様々で、そもそも海洋プラスチックを商品に配合できるのか、配合率はどれくらいまで上げられるのかなど、技術的な課題が数多くありました。双方の商品担当者で協議を重ね、リス様の長年の技術と知見をお借りすることで、課題を一つひとつ解決。対馬市の海洋プラスチックを使ったゴミ箱の商品化が実現しました。

またリス様にも実際に対馬市に訪問いただき(対馬スタディツアー)、実状を見て頂くことで、双方の商品化への想いが一つになりました。

開発の想い

今回の対馬市の海洋プラスチックを配合したゴミ箱を通じて、対馬の深刻な海洋ごみ問題が広く認知されるための一助になればと思っています。それにより海洋ごみ問題の解決につながることを願っています。

アスクル株式会社
山下 愛加

「最終目標はこの商品が無くなること」。アスクル様と合同で行った現地スタディツアーでそんな会話がありました。その第一歩として生まれたごみ箱を通じて、対馬市が抱える問題を知ってもらうキッカケとなることを願っています。

リス株式会社
正木 祐太郎

「連結ワンハンドペール」の魅力

3色展開でごみの分別に便利
自然を連想させる落ち着いた色味のアースカラーで3色展開。「オーシャンブルー=海」「アースブラウン=土」「リーフグリーン=緑」のイメージで色を選定しました。
海洋ごみ=青という印象が強いですが、実は漂着物は多種類あり、青以外の色も作ることも可能。実際に商品それぞれ、青色のポリタンク、赤色のブイ、黄色のカゴを再利用したプラスチックを約10%配合しています。
リーズナブルな価格
環境配慮商品は、通常の商品よりも価格が高くなりがちですが、より多くのお客様に使用してもらいたいという想いから、お求めやすい価格になっています。(詳細は下記の商品ページから)
売上の一部を対馬市に寄付
売上(税抜)の3%が対馬市海洋ごみ対策費用として、海洋ごみの回収や処理に役立てられます。海洋ごみが減り、本商品の発売も無くなることが一つのゴールでもあります。
青いごみ箱の単体写真
緑のごみ箱に袋を設置している
緑と茶色のごみ箱を連結している
3つ並んだごみ箱。左から緑、青、茶色
連結ワンハンドペールは3色展開

①オーシャンブルー ②アースブラウン ③リーフグリーン

アスクル株式会社 メディカル部, アスクル株式会社 CSR推進部, 株式会社ディ・エフ・エフ