Environment 環境

環境経営

アスクル 環境への取り組み動画

アスクル 環境への取り組み動画

アスクルグループの環境への取り組みをご紹介します。

アスクル株式会社 メディカル部, アスクル株式会社 CSR推進部, 株式会社ディ・エフ・エフ

アスクルの環境経営

アスクル環境方針

アスクルの環境経営の目指すべき方向性を示しています。

アスクル環境方針

私たちアスクルグループは、仕事場とくらしと地球の明日を支える企業として、自らの事業活動を通じて、次世代につなぐ地球環境のために行動します。

私たちは、以下の3点を重点項目として、事業活動に伴う地球環境への影響を把握し、中長期的な目標を定め、グループ一丸となってその達成に積極的に取り組みます。

脱炭素社会の実現
地球温暖化による気候変動を事業活動に多大な影響を及ぼすリスク、かつ事業拡大に寄与する機会と捉え、エネルギー使用の抑制、削減や100%再生可能エネルギー化などサプライチェーン全体でCO₂の削減を進め、ネットゼロエミッションを目指します。
資源循環型プラットフォームの構築
サプライチェーンを資源循環型プラットフォームとして進化させ、廃棄物の削減、使用済み製品などの回収·再資源化を促進し、資源効率の改善や向上に努めます。
生物多様性の保全
森林資源など自然資源に依存し、また影響を及ぼす事業者としての責任を果たすべく、バリューチェーン全体において重要な生物多様性への影響を把握して損失を防止し、生態系に配慮して自然との共生を図ります。

上記の実現に当たり、ステークホルダーの意見に耳を傾け、或いは必要に応じて支援するなど、ステークホルダー全体と協働して取り組みを進めます。

私たちは、この環境方針に沿って、法規制や事業に関連する要求事項、ステークホルダーとの合意事項等を順守すると共に、マネジメントシステムの運用·強化を継続的に行い、その進捗と成果、およびその裏付けとなる各種指標についての情報開示を行います。

制定日/2003年6月4日  改定日/2024年8月27日
アスクル株式会社 代表取締役社長 CEO
吉岡 晃

ビジネスモデルと環境負荷

アスクルのビジネスモデルは、従来の流通構造をより合理的にすることで、環境負荷を低減させています。そして、さらなる環境負荷の低減を目指して環境活動を継続しています。アスクルの事業活動に伴って発生する環境負荷を整理すると、下の図のようになります。そして、これらの環境負荷を全社的に管理・評価していくための指標として、「環境中長期目標」を策定し、環境への取り組みを推進しています。事業に起因する現在の環境負荷を十分に認識し、アスクルのサービスをご利用いただくことが環境負荷の低減につながるよう、これからもお客様と社会、そして地球環境にとって「最適」なビジネスモデルを追求していきます。

ビジネスモデルの図

アスクル株式会社 CSR推進部

環境中長期目標

環境中長期目標とネットゼロ移行計画

環境中長期目標とネットゼロ移行計画

【目標】

■短期目標
Scope 1+2:2030年度までに1.5℃未満を達成するため、88%削減(2021年比)
Scope 3 :2030年度までにSBT目標に応じたGHG排出量の削減
(サプライヤーエンゲージメント目標および2021年比25%削減を併用)
■長期目標
2050年度までに、サプライチェーン全体でネットゼロを目指す。

【目標達成に向けた取り組み】

●Scope 1
  • 2017年EV100参加。2030年までに自社グループ所有またはリースの車両を100%電気自動車に切り替え
  • 物流拠点の最適配置、およびAIの導入・活用を通じた配送経路最適化の取り組み
  • お客様の複数注文をまとめて1回で配送する「荷まとめ」や「置き配」による再配達の削減
●Scope 2
  • 2017年RE100に参加。2030年までにアスクルグループ全体に再生可能エネルギーを100%導入
  • 新設の物流センターにおいてはLED設置、省エネの設備を導入
  • 物流センターにおけるロボットの活用による稼働効率の向上
●Scope 3
  • サプライヤーエンゲージメントにより、GHG排出量上位約90%に該当するサプライヤーにSBT準拠の目標策定を依頼し、GHG排出量削減の取り組みを支援
  • 一次データによる商品のCO₂排出量を算定し、商品の仕入れ・調達、開発における商品CO₂を削減
  • サプライヤーとの連携による商品調達時のCO₂排出量データ把握、積載率向上や輸送回数の削減、モーダルシフトや調達ルートの最適化
  • 省エネ商品の採用により、使用時のCO₂排出量を削減

上記の環境中長期目標は、SBT(Science Based Targets)の認定を取得しています。
詳細は以下をご参照ください。

SBT(Science Based Targets)ネットゼロ認定取得

2018年、アスクルが設定した温室効果ガス削減目標は、国際的なイニシアティブである『Science Based Targets(SBT)』※1の認証を取得しました。SBT(Science Based Targets)は、パリ協定が求める水準と整合した、企業が設定する温室効果ガス排出削減目標のことで、産業革命時期比の気温上昇を「1.5℃未満」にするために、企業が気候科学(IPCC)に基づく削減シナリオと整合した削減目標を設定し、SBTイニシアティブにより認定を受けるものです。

SBT目標は5年ごとの更新が求められており、2023年7月にあらたにネットゼロ目標を申請し、2024年3月、SBTイニシアティブにより認定されました。
認定されたSBT目標は、短期目標・長期目標それぞれ以下の通りです。

<温室効果ガス削減目標>

●長期目標(2050年まで)
  • サプライチェーン全体の温室効果ガス排出量のネットゼロ※2を目指す
●短期目標(2030年まで)
  • Scope1+2: 88%削減(2021年比)
  • Scope3 : 25%削減(2021年比)※3
  • サプライヤーエンゲージメント: 購入した商品およびサービスを対象とした排出量ベースでサプライヤーの90% が、2028 年度までに科学に基づいた目標を設定
  • 再生エネルギー: 再生可能電力の年間調達率を 2021 年度の 46% から 2030 年度までに 100% に引き上げる

アスクルは、2016年、「2030年CO₂ゼロチャレンジ」を宣言し、2030年までに全事業所や自社グループの配送用トラックから排出されるCO₂をゼロにするため、原材料調達からお客様への商品お届けまでサプライチェーン全体でのCO₂削減を目指す取り組みを進めています。今後さらに、2050 年までのネットゼロを目指し、より一層サプライチェーン全体でのCO₂削減の取り組みを推進してまいります。

※1:『Science Based Targets(SBT)』 2015年にCDP、国連グローバル・コンパクト、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)の4団体が共同で設立。パリ協定が求める水準と整合した、企業が設定する温室効果ガス排出削減目標のこと
※2:90%削減、残りは中和
※3:Scope3の削減施策:サプライヤーエンゲージメント(サプライヤーの90%(CO₂排出量)にSBTに準拠した目標の設定

Science Based Targets(SBT)

Scope1 燃料の燃焼など、自らによる温室効果ガスの直接排出
Scope2 他者から供給された電気・熱・蒸気の使用に伴う間接排出
Scope3 サプライチェーンにおけるその他間接排出

プレスリリース:アスクル、SBT「ネットゼロ認定」を取得(PDF:279KB)

過去の環境中長期目標の策定と結果

取り組み・進捗は以下をご覧ください。

アスクル株式会社 CSR推進部