アスクルグループの環境への取り組みをご紹介します。
アスクルの環境経営の目指すべき方向性を示しています。
私たちアスクルグループは、仕事場とくらしと地球の明日を支える企業として、自らの事業活動を通じて、次世代につなぐ地球環境のために行動します。
私たちは、以下の3点を重点項目として、事業活動に伴う地球環境への影響を把握し、中長期的な目標を定め、グループ一丸となってその達成に積極的に取り組みます。
私たちは、この環境方針に沿って、法規制や事業に関連する要求事項、ステークホルダーとの合意事項等を順守すると共に、マネジメントシステムの運用・強化を継続的に行い、その進捗と成果を公開していきます。
アスクルのビジネスモデルは、従来の流通構造をより合理的にすることで、環境負荷を低減させています。そして、さらなる環境負荷の低減を目指して環境活動を継続しています。アスクルの事業活動に伴って発生する環境負荷を整理すると、下の図のようになります。そして、これらの環境負荷を全社的に管理・評価していくための指標として、「環境中長期目標」を策定し、環境への取り組みを推進しています。事業に起因する現在の環境負荷を十分に認識し、アスクルのサービスをご利用いただくことが環境負荷の低減につながるよう、これからもお客様と社会、そして地球環境にとって「最適」なビジネスモデルを追求していきます。
※2022年5月期単体
【目標】
【目標達成に向けた取り組み】
2018年、アスクルが設定した温室効果ガス削減目標は、国際的なイニシアティブである『Science Based Targets(SBT)』※1の認証を取得しました。SBT(Science Based Targets)は、産業革命時期比の気温上昇を「2°C未満」にするために、企業が気候科学(IPCC)に基づく削減シナリオと整合した削減目標を設定し、SBTイニシアティブにより認定を受けるものです。
アスクルは、2016年、「2030年CO₂ゼロチャレンジ」を宣言し、2017年には、国際的イニシアティブである「RE100(Renewable Energy 100%)」と「EV100(Electric Vehicle 100%)」に加盟しました。 事業所・物流センターからのCO₂排出量をゼロに、また物流センターからお客様にお届けする車両(子会社所有またはリース)からのCO₂排出量をゼロにする取り組みを進めており、この取り組み目標がSBTに認定されました。
認定された温室効果ガス削減目標は、2030年度までに、グループ全体のScope1※2とScope2※3に関するCO₂排出量をゼロに、Scope3※4を12%削減するものです。
2023年現在、SBT長期目標(ネットゼロ)および短期目標について、目標の更新を申請中です。
※1:『Science Based Targets(SBT)』 2015年にCDP、国連グローバル・コンパクト、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)の4団体が共同で設立し、産業革命前からの気温上昇を2°C未満に抑えるために、科学的根拠に基づいた温室効果ガス排出削減目標の設定を企業に働きかけている。
※2:Scope1 燃料の燃焼など、自らによる温室効果ガスの直接排出
※3:Scope2 他者から供給された電気・熱・蒸気の使用に伴う間接排出
※4:Scope3 サプライチェーンにおけるその他間接排出