アスクルグループの環境への取り組みをご紹介します。
アスクルの環境経営の目指すべき方向性を示しています。
私たちアスクルグループは、仕事場とくらしと地球の明日を支える企業として、自らの事業活動を通じて、次世代につなぐ地球環境のために行動します。
私たちは、以下の3点を重点項目として、事業活動に伴う地球環境への影響を把握し、中長期的な目標を定め、グループ一丸となってその達成に積極的に取り組みます。
上記の実現に当たり、ステークホルダーの意見に耳を傾け、或いは必要に応じて支援するなど、ステークホルダー全体と協働して取り組みを進めます。
私たちは、この環境方針に沿って、法規制や事業に関連する要求事項、ステークホルダーとの合意事項等を順守すると共に、マネジメントシステムの運用·強化を継続的に行い、その進捗と成果、およびその裏付けとなる各種指標についての情報開示を行います。
アスクルのビジネスモデルは、従来の流通構造をより合理的にすることで、環境負荷を低減させています。そして、さらなる環境負荷の低減を目指して環境活動を継続しています。アスクルの事業活動に伴って発生する環境負荷を整理すると、下の図のようになります。そして、これらの環境負荷を全社的に管理・評価していくための指標として、「環境中長期目標」を策定し、環境への取り組みを推進しています。事業に起因する現在の環境負荷を十分に認識し、アスクルのサービスをご利用いただくことが環境負荷の低減につながるよう、これからもお客様と社会、そして地球環境にとって「最適」なビジネスモデルを追求していきます。
【目標】
【目標達成に向けた取り組み】
上記の環境中長期目標は、SBT(Science Based Targets)の認定を取得しています。
詳細は以下をご参照ください。
2018年、アスクルが設定した温室効果ガス削減目標は、国際的なイニシアティブである『Science Based Targets(SBT)』※1の認証を取得しました。SBT(Science Based Targets)は、パリ協定が求める水準と整合した、企業が設定する温室効果ガス排出削減目標のことで、産業革命時期比の気温上昇を「1.5℃未満」にするために、企業が気候科学(IPCC)に基づく削減シナリオと整合した削減目標を設定し、SBTイニシアティブにより認定を受けるものです。
SBT目標は5年ごとの更新が求められており、2023年7月にあらたにネットゼロ目標を申請し、2024年3月、SBTイニシアティブにより認定されました。
認定されたSBT目標は、短期目標・長期目標それぞれ以下の通りです。
<温室効果ガス削減目標>
アスクルは、2016年、「2030年CO₂ゼロチャレンジ」を宣言し、2030年までに全事業所や自社グループの配送用トラックから排出されるCO₂をゼロにするため、原材料調達からお客様への商品お届けまでサプライチェーン全体でのCO₂削減を目指す取り組みを進めています。今後さらに、2050 年までのネットゼロを目指し、より一層サプライチェーン全体でのCO₂削減の取り組みを推進してまいります。
※1:『Science Based Targets(SBT)』 2015年にCDP、国連グローバル・コンパクト、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)の4団体が共同で設立。パリ協定が求める水準と整合した、企業が設定する温室効果ガス排出削減目標のこと
※2:90%削減、残りは中和
※3:Scope3の削減施策:サプライヤーエンゲージメント(サプライヤーの90%(CO₂排出量)にSBTに準拠した目標の設定
プレスリリース:アスクル、SBT「ネットゼロ認定」を取得(PDF:279KB)