アスクルの環境活動に対する考え方と取り組みをご紹介します。
アスクルは、森林・水など自然資源に依存し、また影響を及ぼす事業者としての責任を果たすべく、自然資源の使用量削減や効率的利用に努めると共に、環境汚染や生物多様性損失の防止に努めます。また、生物多様性の観点で重要な地域においては、バリューチェーン全体が及ぼす影響を把握し、生態系に十分配慮して自然との共生を図ります。
森林を重要な自然資本の一つと捉え、事業活動において使用するコピー用紙等の紙製品について、森林資源の持続可能性に配慮した原材料調達を推進します。認証紙の活用や調達方針の明確化を通じて、森林環境への負荷低減および責任ある調達を図ります。
事業特性および流域特性を踏まえ、水使用量の単純削減ではなく、水資源の持続可能性を前提とした利用管理を推進します。特に取水量の多い嬬恋銘水においては、水源涵養量の把握および流域水バランスの評価を通じて事業活動が地域水資源に与える影響の管理高度化を図ります。
アスクルグループは、事業特性および流域特性を踏まえ、水使用量の単純削減ではなく、水資源の持続可能性を前提とした利用管理を推進する。特に取水量の多い嬬恋銘水においては、水源涵養量の把握および流域水バランス評価を通じて、事業活動が地域水資源に与える影響の管理高度化を図る。
| 区分 | KPI |
|---|---|
| 全社 | 重要水リスク拠点の特定(完了) |
| 嬬恋銘水株式会社 | 水源涵養・水収支調査の定期実施 |
| 嬬恋銘水株式会社 | 流域水バランスの年次検証 |
| 全社 | 節水商品の取扱い方針・情報提供 |
プラスチック使用が海洋環境に与える影響を重要な課題と認識し、PB商品における容器包装や商品設計、物流における取り組みを通じて、海洋プラスチック汚染問題への対応を推進します。プラスチック使用量の適正化や代替素材の活用、情報提供を通じたステークホルダーとの協働により、環境負荷低減に向けた取り組みを進めていく。
アスクルオリジナルコピー用紙は、お客様のお手元に届いたロット番号から、トレーサビリティをたどり、どんな木からコピー用紙が作られたのかがわかります。
皆様のお手元にあるコピー用紙に刻印されたロット番号は、カッターサイズと呼ばれる機械で巨大なトイレットペーパーの形をしたミニロールを断裁してコピー用紙に加工・包装する時に押されます。
このロット番号から、加工日と使われたミニロールのロット番号が分かります。1日で、A4サイズのコピー用紙が約35万冊分作られます。

ミニロールは、抄紙機によって作られる紙の原反(ジャンボロール)を小さく加工したものです。1本のジャンボロールからは、約20本のミニロールができます。ミニロールのロット番号から、紙の原反の生産日と、使われた原料であるパルプの管理番号が分かります。

パルプはスマトラ島にあるパルプ工場からジャワ島にある製紙工場に運ばれますが、製紙工場で管理しているパルプの管理番号とパルプ工場の出荷記録をつけあわせることで、パルプ工場での生産記録にさかのぼることができます。

パルプのロット番号は、パルプ工場で生産された時に刻印されます。
パルプは、原料となる木材を小さくチップ状にして、じっくり煮込んで紙を使うのに必要な繊維を取り出したあと、繊維をシート状に乾燥させたものを何枚も重ね、一つの塊として管理します。
木材の皮や、繊維以外の成分(黒液など)は、捨てずに全て機械を動かすバイオマス燃料として有効利用します。
パルプのロット番号から、パルプの生産日と使われた原料の木材の管理番号が分かります。

木材の証明書からは、木材の種類、森林認証や合法性認証の有無、納入日が分かります。

植林会社から納品される時には搬入される木材と納品書を細かくチェックして、違法伐採品が含まれていないか、植林地のどの区画で収穫された木材なのか、植林会社から指定を受けたトラック(または船)と運転手が納品をしているのかどうかを確認します。

2013年から違法に伐採された木材の混入を禁止したことで、製紙メーカーグループが保全している自然林での違法伐採などによる滅失率は、年平均5%から2020年には1%未満にまで大きく改善しました。
パルプ工場に運ばれる木材は、インドネシアの植林会社で育てられた植林木で自然林は使われていません。苗床で3か月ほど苗を育てたあと、植林されて約6年間で30メートルほどに成長し、収穫されます。6区画に分けた植林地に毎年1区画ずつ植林することで、原料となる木材が毎年安定的に収穫されます。

各植林会社は、国際的な森林認証制度であるPEFC認証や国が定めた木材の合法性認証を取得し、認証証明書や環境アセスメントの結果も公開しています。
2023年8月に当社、嬬恋村および嬬恋銘水株式会社が連携して、群馬県吾妻郡嬬恋村の森林整備を協働で実施する協定を締結しました。近年、水資源に関する社会的な関心が高まり、森林によるCO2の吸収効果や生物多様性の回復が求められています。また、アスクルは嬬恋銘水で取水した地下水をミネラルウォーターとして販売している背景もあり、嬬恋村の森林整備に参加することとしました。この活動を通じて、嬬恋村の水源涵養の向上、自然資源の保全や回復に貢献したいと考えています。また、行政、地域社会、民間企業間の対話の機会、および協働による持続可能な社会の実現に向けて行動していきます。
「嬬恋村×嬬恋銘水×アスクル ~森と水を育む活動~」について、詳しくはこちらもご覧ください。