Special Issue > 【事業応援PJ】支援先 #010 さとうみ羊牧場株式会社
商号 | さとうみ羊牧場株式会社 |
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所在地 | 宮城県本吉郡南三陸町 |
事業内容 | 農林水産業、畜産業、観光業及び牧場の経営に関する事業 |
設立 | 2019年7月31日 |
代表者 | 三浦 喜美男 |
URL | https://satoumifarm.org/ |
さとうみ羊牧場が育てる「南三陸わかめ羊」は、高級わかめの未利用部分(茎)を発酵させた飼料で育てられた羊で、臭みが少なくジューシーで柔らかい肉質が特徴です。わかめ由来の飼料により、旨味成分(イノシ酸)は6倍、良質な脂肪(オレイン酸)も約20%増加。さらに、海苔や酒粕など地域の食品残渣も活用し、環境に配慮した循環型農業を実現しています。
さとうみ羊牧場は、国産羊肉の安定供給を目指して、新たに繁殖力の高い「フィンシープ」の導入に挑戦します。日本では羊の産仔率が低く、生産性向上が大きな課題です。現在主に飼育されているサフォーク種は、平均1.5頭の産仔率ですが、フィンシープは2~3頭、多い場合は4~5頭の出産が可能とされており、国内の羊肉供給を支える新たな可能性を秘めています。
フィンシープはニュージーランドから生体輸入され、さとうみ羊牧場独自のわかめ飼料で育てられます。今後は委託農家への普及や品種改良も視野に入れ、日本の羊農家の収益向上と持続可能な産業構築を目指します。
フィンシープの導入は、多産羊の持つ驚異的な繁殖力を活かし、日本の羊産業に新しい可能性を切り開く挑戦です。
高い産仔率により、安定した生産性を確保しながら、地域経済や牧場の活性化を図ります。この一歩が、次世代の羊農家と持続可能な産業づくりに繋がります。
私たちと共に、日本の羊産業の未来を形作りましょう。
創業者/CEO 金藤 克也